歯が抜けてしまったら・・・(問題点と治療法)
歯が抜けた後、また歯を抜いた後、そのままにしているとどうなるの?
何らかの理由により、歯が抜けた状態で放置してしまうと、周りの歯が倒れ込み、かみ合わせがくるってきてしまいます。最初は部分的な範囲で生じる不調和も、徐々に歯全体しいては身体(肩こり、頭痛など)にも影響を及ぼしていきます。
歯を失った際には、不自由を感じていなくとも、早期に歯科医師に診察やご相談ください。
歯が抜ける2大原因は、むし歯と歯周病です。
歯科医師による治療とご自宅でのセルフケアで健康な口腔状態を保ちましょう。
また、「先天性欠如」「先天性欠損」といって、生まれつき歯がない場合もあります。
乳歯から足りないこともありますが、永久歯列で多くみられる形成異常で、おおよそ10人に1人の発生率と言われています。
「先天性欠如」「先天性欠損」がよく発生するのは、上下顎ともに第二小臼歯(前から5番目の歯)や側切歯(前から2番目の歯)です。
先天欠損により永久歯が生えてこないと、乳歯が抜けずにそのまま残ります。乳歯は永久歯が押し上げることにより抜け落ちますが、永久歯がない場合、乳歯は残ってしまいます。しかしこの乳歯は一生残るかと言えば、そうとは限らず、大人になって乳歯がグラグラと揺れた後に抜け落ちて、スペースがあいてしまうのです。
では、歯のスペースを埋める治療法について紹介していきます。
部分入れ歯
【長所】自分で簡単に脱着ができます。入れ歯の洗浄、口腔内の歯磨き等のお手入れ、どちらも衛生的に保つことができます。短期間でつくることができます。
【短所】違和感を感じ、取り外しを面倒に感じる場合があります。入れ歯を固定する金具を、隣の歯に装着するため、健康な歯に負担がかかります。金具が目立つ場合もあります。
インプラント
【長所】周りの健康な歯に負担をかけません。自分の歯のようにしっかり噛むことができます。
【短所】保険外治療となります。手術が必要です。
ブリッジ
【長所】自分の歯とほとんど同じ感覚で噛むことができます。取り外しをしなくてすみます。
【短所】ブリッジの橋脚となる部分の健康な歯を削る必要があります。清掃性が悪く、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
上記の3つの方法の他に、矯正治療で空いたスペースを閉じる方法があります。
歯のスペースを利用して矯正治療をすることで、全体のかみ合わせを改善することができ、見た目も美しく整えることができます。
以前から矯正治療に興味があったものの、なかなか踏み切れず、奥歯の欠損をきっかけに矯正相談にいらっしゃる患者さまも多くいらっしゃいます。
歯が抜けてしまったり生まれつき大人の歯がない人は是非、吉祥寺矯正歯科クリニックへ。
無料相談を受け付けております。
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