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表情筋のトレーニング

2025.06.02

矯正コラム

矯正をすると口元が弛むのではないかと心配される患者様がいらっしゃいます。

出っ歯にお悩みの場合、小臼歯の抜歯をして飛び出していた前歯を後ろに下げる矯正治療をすることが多いです。近年は歯の裏側に装置をつける舌側矯正(リンガル矯正・ハーフリンガル矯正)の発展や歯科矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント・ミニインプラント・TAD)の技術により、重度の上顎前突やガミースマイル症例を外科手術をせずに治療することが可能となりました。
口ゴボ(ゴボ口)の症状が大きく改善され、理想的なEラインの獲得ができ、患者さまが喜ばれる姿に矯正治療の効果を実感しています。
しかしながら、まれに口元の突出感が改善されることで口腔周囲の筋肉の緊張が失われ、口元が緩んだように感じてしまうことが考えられます。
またコロナウイルス予防のマスク生活が緩和されたとはいえ、職種や季節により長時間マスク着用をされる方は、口元の筋肉が緩みがちになり、ほうれい線やたるみが気になってくることがあります。

口元の筋肉を鍛えることで口元にハリを与え、ほうれい線を改善していきましょう。

 

①ほうれい線を伸ばす

まずはほうれい線を伸ばしていきます。お口を閉じ、片方の頬に空気をためて膨らませます。この時ほうれい線を伸ばすイメージで5秒間止めてください。その後、もう片方も同じように5秒間行います。この動きを左右交互に5セット繰り返してみましょう。

 

②顔の筋肉をほぐす

①の動作後は口腔まわりの筋肉がはっていますので、次は筋肉をほぐす動きをしていきましょう。
鏡を見て、おでこにシワが入らないようにリラックスをします。その状態から口を「お」の発音の形にしたす。おでこをリラックスさせながらそのまま鼻の下を下方に伸ばしてください。
余裕があればそのまま目線を上にあげ、5秒間止めてみましょう。こちらも①と同様に5セット繰り返します。

歯科矯正は、歯が大きく動くだけでなく、顔貌の変化も伴う治療となります。前に出ていた前歯を引き込むことで出っ歯が改善されたものの、逆に歯が見えづらくなり笑顔が寂しい印象になる可能性もあります。
お顔つきのお悩みがある場合は早めに担当医に相談しましょう。また、日々の生活の中でお顔の筋肉のトレーニングを続けることによって、ほうれい線を改善していきましょう。

鈴木美穂

この記事を書いた人

吉祥寺矯正歯科クリニック 院長

鈴木 美穂

日本歯科大学 生命歯学部卒業。日本歯科大学附属病院 歯科医師臨床研修においてポートフォリオ賞を受賞。
日本歯科大学矯正歯科 勤務後、広瀬矯正歯科に副院長(最終役職)として勤務。2021年より矯正歯科治療専門の吉祥寺矯正歯科クリニックを開業。
日本矯正歯科学会 認定医 取得。日本大学大学院 歯学研究科 博士課程 修了 博士(歯学)。

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