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ガミースマイル(ガミーフェイス)について

2022.05.06

矯正コラム

ガミースマイルとは、歯科用語で笑顔になったときに上顎の歯茎が大きく見えてしまう口元のことをいいます。ガミースマイル(gummy smile)のガミーは、歯茎や歯肉を意味する「gum」の形容詞形で、歯茎が見えるという意味です。

ガミーフェイスと表現されることもあります。

 

一般的に、笑った時などに歯茎が3mm以上見えている状態はガミースマイルとみなされます。
普段はまったく見えていないのに、笑うと歯茎が必要以上に見えすぎてしまうことで、思いっきり笑うことに抵抗を持ってしまう人も少なくありません。
笑った瞬間に手で口元を隠す癖がついてしまったり、大きく見える歯茎がコンプレックスの原因となってしまうこともあります。口腔内も乾燥しやすくなり歯肉炎を増悪させたり口臭の原因にもなることがあります。

ガミースマイルの原因は大きく分けて3つあります。

 

① 上顎の発達が過剰である

アジア人の骨格は、口元の骨が出っ張り、それに伴い歯茎も長くなる傾向があります。歯茎の骨に該当する上顎の骨が発達していたり、前方に出っ張っていたり、骨自体が縦に長いことが原因となり、ガミースマイルにつながります。

骨格や歯並びは、遺伝的要素が強く、ご家族にガミースマイルの方がいる場合には、骨格・歯並びが原因となっている可能性が高いです。

 

② 歯の長さが短い・歯が生えている位置が低い

人によっては、歯の長さが短かったり、歯の生えている位置が低かったりする場合があります。歯の長さが短いと、相対的に歯茎の面積が大きくなり目立ちやすくなりガミースマイルの状態になります。また、低い位置から歯が生えている場合は、歯と歯茎の境目の位置も下がるため、歯茎が見える面積が増えてしまいます。

 

③ 上唇を引き上げる力が強い

上唇を引き上げる筋力が強いために、骨格や歯に問題がなくても笑うと余計に上唇をあげてしまうことから歯茎が見えやすくなる場合も多くあります。
上唇の縦の幅が短く、薄い形状の唇である場合も、歯茎が上唇に隠れず、見えやすくなります。

見た目の問題と考えられやすいガミースマイルですが、口が閉じにくいなどの問題も生じます。
ガミースマイルが与える影響は大きく、口元の印象だけでなく、口腔環境にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

 

ガミースマイルによる影響

1. 外見にコンプレックスを持ってしまう

ガミースマイルは、鏡を見る際や写真に写った自分を見たときに気付き、笑顔がコンプレックスになることがあります。笑う度に口元が周囲に見えないよう、手で隠してしまう方も多いようです。

 

2. むし歯や歯周病の原因になる可能性もある

審美的観点以外のリスクとして挙げられるのが、「むし歯」や「歯周病」です。特に上顎骨が前に出ている、いわいる「出っ歯」の状態でガミースマイルになっている方は、かみ合わせや歯並びにまで影響を及ぼしていることが多く、食べ物も挟まりやすくなります。その部分は歯ブラシが届きにくいため、歯垢が溜まりやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

 

3. 口臭の原因にもなる

歯の向きが前方に突出しているガミースマイルの場合、口が閉じにくくなります。そのため口呼吸になりやすく、口の中が乾燥して口臭の原因につながってしまう可能性が高いです。

 

以上のように、ガミースマイルは放っておくとさまざまなリスクを高める要因をつくり出す可能性があります。このようなリスクが高いと診断された場合は、しっかりと治療することをおすすめします。

治療によって審美面だけでなく機能面や健康面での改善が得られます。

吉祥寺矯正歯科クリニックでは矯正治療により、ガミースマイルの治療を行っています。

以前は、上顎の骨を切り落とす手術をしたり、歯茎を削り落としたりして歯を長くみせる方法など、侵襲の大きい術式でしか治療ができませんでした。
矯正の材料や技術の向上により低侵襲での治療が可能となりました。
(ボトックスの注射などで一時的に改善する方法もありますが、永遠に打ち続けることは科学的、医学的ではないため当院では行っておりません)

出っ歯や口ゴボの場合には、抜歯を行うことで上顎の歯列をある程度、下げることができ、ガミースマイルを改善することができます。

また、歯科矯正用アンカースクリューを使用することで、上顎の歯列を大きく上に引き上げていく(圧下する)治療が可能になりました。

歯科矯正用アンカースクリューは、小さなチタン製のネジの形をしており、矯正治療中に歯槽骨へ設置し、ゴムやチェーンをかけることで矯正装置の固定源として利用します。

歯科矯正用アンカースクリューの開発により、従来では外科手術が必要であった症状でもアンカースクリューと矯正装置の組み合わせで治療ができるようになりました。

ガミースマイルの治療でも、歯列を後ろへ下げたり、上へ持ち上げたりする治療に多用されます。
矯正治療後には撤去し、跡も残らないので心配はありません。

 

ガミースマイルでお悩みの患者様は、是非お気軽にご相談ください。

 

参考文献:鈴木美穂 他「リンガル装置を用いて治療した過蓋咬合を伴うAngleⅡ級2類症例 」2018年

参考文献:小林義樹, 遠藤敏哉「ガミースマイルに対するインプラントアンカーを用いた矯正治療」2010年10月

参考文献:清流正弘, 井田裕人, 佐々木周太郎, 出口徹, 山本照子「ガミースマイルを伴う上顎前突症例における歯科矯正用アンカースクリューの有用性」2017年6月

鈴木美穂

この記事を書いた人

吉祥寺矯正歯科クリニック 院長

鈴木 美穂

日本歯科大学 生命歯学部卒業 。日本歯科大学附属病院 歯科医師臨床研修においてポートフォリオ賞を受賞。
日本歯科大学矯正歯科 勤務後、広瀬矯正歯科に副院長(最終役職)として勤務。2021年より矯正歯科治療専門の吉祥寺矯正歯科クリニックを開業。

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