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オーラルフレイル・口腔機能低下症とは?

2022.10.12

矯正コラム

「オーラルフレイル」とは、かんだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰え、体や心の衰えといった全身の老化につながるという考え方です。
英語で「オーラル」は「口腔」、「フレイル」は「虚弱」という意味です。

「口の衰え」は早期の重要な老化のサインとされており、身体的、精神的、社会的な健康と大きな関わりを持っています。

 

オーラルフレイルの検査

口 検査

オーラルフレイルが疑われる場合、歯科医院では口腔機能の検査を行います。
検査項目は以下の7つです。

①口腔衛生状態不良
②口腔乾燥
③咬合力低下
④舌口唇運動機能低下
⑤低舌圧
⑥咀嚼機能低下
⑦嚥下機能低下

検査の結果、お口の機能が低下していると診断されれば「口腔機能低下症」という病名がつきます。
オーラルフレイルは考え方であり、口腔機能低下症は病名です。
お口の健康を維持することは、身体の健康を維持することにつながります。

「口腔機能低下症」にならないようにするため、日々の生活で心がけるべきことがあります。

 

「口腔機能低下症」にならないために心がけるべきこと

①口腔衛生状態を保つために

シニア 歯磨き

1日2回 歯を磨き、歯間ブラシやフロスを使いましょう。
義歯やマウスピースを使用している場合は、こまめに洗浄して清潔に保つことが重要です。
磨きやすい環境作りとして早期の歯列矯正をする事が推奨されております。

 

②口腔乾燥にならないために

口腔 水分

日常的に、口をしっかり動かしましょう。ジェルなどの保湿剤を併用しましょう。
口がポカンとあいてしまったり、口呼吸にならないよう、MFT訓練(口腔筋機能療法)を受けることも効果的です。
舌癖の患者様なども歯並びの歯列不正(開咬・オープンバイト)だけではなく誤嚥性肺炎の予防にもなります。

 

③咬合力の低下を防ぐために

歯並び 綺麗

虫歯や歯周病で歯を失うことにより、歯全体でかみ合う力が不足します。定期的に、歯科医院で検診を受けましょう。痛みが酷くなる前に、歯科治療を受けることが重要です。ご家族やご友人のお口の悩みに関して、噛み合わせに関しては矯正治療、欠損部に関してはインプラントなどあらゆる治療の選択肢を吉祥寺矯正歯科クリニック、吉祥寺インプラントクリニックにて気軽にご相談ください。

 

④舌口唇運動の機能低下を防ぐために

舌 運動

舌の筋力を鍛える運動をしましょう。舌のトレーニングは、誤嚥性肺炎のリスクが減少したという報告もあります。MFT訓練やあいうべ体操が効果的です。

 

最後に

スタッフ

生涯できるだけ歯を失うことなく、ご自身の歯でお食事を楽しむために、お手入れのしやすい歯並びであることはとても重要です。
ガタガタの歯並びなどで磨き残しの多い方は、矯正治療により、ご自身で細部まで磨きやすい環境を手に入れることができます。

矯正治療は、見た目をきれいに整えるだけではなく、「口腔機能低下症」の予防にもつながる、とても価値のある歯科治療です。

凸凹の歯列(叢生)で歯が磨きにくい方、八重歯の周りからよく血が出てしまう方、出っ歯(上顎前突、上下顎前突)で口が閉じづらく、いつもポカンと口があいてしまう方、これまで虫歯や歯周病で歯を失い、これ以上歯を失いたくないとお考えの方など、皆さまの悩みに寄り添い、ご希望に合わせたご提案をいたします。
興味をお持ちの方は、是非一度相談にいらしてください。

鈴木美穂

この記事を書いた人

吉祥寺矯正歯科クリニック 院長

鈴木 美穂

日本歯科大学 生命歯学部卒業。日本歯科大学附属病院 歯科医師臨床研修においてポートフォリオ賞を受賞。
日本歯科大学矯正歯科 勤務後、広瀬矯正歯科に副院長(最終役職)として勤務。2021年より矯正歯科治療専門の吉祥寺矯正歯科クリニックを開業。
日本矯正歯科学会 認定医 取得。日本大学大学院 歯学研究科 博士課程 修了 博士(歯学)。

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